engawa50’s diary

つれづれ日記。Twitter : engawa50

No.13 【書評】『バカでも稼げる「米国株」高配当投資』/バフェット太郎

今日はバフェット太郎さんの掲題の本の書評をかいてみる。

自分も投資をはじめて以来日本株には目もくれず、米国を中心に投資をしているのでとてもおもしろく読めました。

バカでも稼げる 「米国株」高配当投資

バカでも稼げる 「米国株」高配当投資

  • 作者: バフェット太郎,はるたけめぐみ
  • 出版社/メーカー: ぱる出版
  • 発売日: 2018/04/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

内容まとめ

・著者は投資の天才なのではなく、BRICsへの投資やリーマンショックで手痛い経験をしたことのある「普通」の人。

・過去30年間くらいの歴史をみて、米国株のほうが日本株よりパフォーマンスがいいのは明らか。

ETFでもじゅうぶん。

・個別銘柄数は8~16くらいがよく、セクターにわけるとよい。

 

感想

この本は米国への投資がいかにパフォーマンスがいいのか教えてくれる本。

なぜ米国への投資が優れているのか事実を示して書かれているのでわかりやすい。

 

自分も投資をはじめたころから、日本への投資は限定的にすべきだとおもっている。

先日ニュースで、日本は2040年には1年間の社会保障費がいまより70兆円ふえることが報じられた。シルバー民主主義によって歳出抑制が難しく、今の安定政権ですら増税の難しい日本では保険料をひきあげるしかないので、この増加分は企業の懐を直撃するようになる。ただでさえこの20年間年平均1%以下の成長しかできなかった日本は、これからさらに重い荷物をしょってグローバル経済のなかでたたかっていくことになる。

 

結果がどうなるのかは見なくてもわかっている。

これはもう今から決まっている未来なので文句を言ってもしかたがない。

それよりも、後になって「あのころからなんとなくわかっていたのに。。。」なんて言わなくてもすむように手を打つことが大事だ。

米国株への投資は、日本の衰退に巻き込まれないようにするためにも必要だと思う。

 

自分が、米国経済がこれからも強いだろうと思う理由のひとつは、現在の米国の時価総額ランキングはアップル、グーグル、フェイスブック、アマゾンといったIT企業が独占しているからだ。

これは少し前のランキングと比べて様変わりした布陣であり、対する日本はというと、IT企業が独占するといったようなことはなく、あまり変化がみられないのが特徴だ。

これは日本企業が新陳代謝しないからであり、それは日本のビジネスに関わる制度が未発達だからだ。

それに比べると米国には経済を活性化させるための制度が整っていて、上位4社の研究開発への投資は日本とは比較にならないほど大きい。

 

以上の理由から、「投資って難しいのでとりあえず米国ETFでも買おう」と投資をはじめた自分にとって、本書はとてもおもしろくよめました。